データ提出の疑義確認とチェックプログラムエラー|対応フローとよくある原因
外来医療等調査の疑義確認への返信フローと、チェックプログラムでよく出るエラーの原因・対処法。2025年度版と2026年度版の取り違え、CMD0001・LSME001関連を整理します。
外来医療等調査の疑義確認への返信フローと、チェックプログラムでよく出るエラーの原因・対処法。2025年度版と2026年度版の取り違え、CMD0001・LSME001関連を整理します。
算定開始後のデータ提出で、多くの施設が直面するのがチェックプログラムのエラーと疑義確認です。どちらも放置すると提出遅延につながり、翌々月から加算が算定できなくなるリスクがあります(注意点記事参照)。
本記事では、エラーの段階と疑義確認の段階を分けて、対応フローとよくある原因を整理します。
| 段階 | いつ起きるか | 誰から |
|---|---|---|
| チェックプログラムのエラー | 提出前(院内) | 厚労省チェックプログラム |
| 疑義確認 | 提出後 | 外来医療等調査事務局・厚労省 |
チェックプログラムは提出前に自分で直せます。疑義確認は事務局からの照会なので、期限を守って返信する必要があります。
診療月とプログラム版の対応を最初に確認してください。
| 診療月 | 使用するチェックプログラム |
|---|---|
| 2026年4月・5月 | 2025年度版 |
| 2026年6月以降 | 2026年度版 |
エラーの多くは、診療月とチェックプログラムの年度版の不一致です。6月以降は2026年度版、4・5月は2025年度版を使います。身長・体重の「不足」や「不要項目」エラーは、多くがこの取り違えが原因です。
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 6月分なのに身長・体重が「不足」 | 2025年度版で検証している | 2026年度版に切り替え |
| 6月分なのに身長・体重で「不要項目」 | 2026年度版なのに旧項目を出力 | 外来様式1 (FF1) ファイルからCPF0001・CPFS001を削除 |
| 4・5月分でCMD0001が「不明」 | 2026年度版で検証している | 2025年度版に切り替え |
2026年度仕様でよく出るエラーは、CMD0001(認知症)・LSKT001(主病)・LSME001(特定健診の年齢範囲)です。エラーメッセージのレコード名と下表を照合し、カルテ・問診で補完してください。
| レコード | よくある原因 | 対処 |
|---|---|---|
| CMD0001 | 認知症の有無を未入力 | カルテ・問診で確認して入力 |
| CNC0001 | 要介護患者なのに未入力 | 介護度を確認 |
| LSKT001 | 管理料算定患者で主病が空欄 | 施設の優先順位で主病を設定 |
| LSME001 | 対象外年齢に出力している | 40歳以上76歳未満のみ |
| LR00001 | 外来受診日が0件 | 当月の受診日を1件以上 |
CMD0001とLSKT001はレセプトだけでは埋まりにくい項目です。月次運用の段階で問診・聞き取りを済ませておくと、四半期提出前のエラー修正が大幅に減ります。
傷病名マスタによる自動補完ツールを使うと、この類のエラーは大幅に減らせます。
複数加算を算定している施設で起きやすいエラーです。
本データをオンライン提出した後、事務局から疑義確認のメールが届くことがあります。
2026年8月31日より第1回疑義確認が開始 しました。スケジュール・ダウンロード手順・9月24日までの回答方法は 第1回疑義確認ガイド を参照してください。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | 事務局からのメールを確認(様式7の10登録の担当者宛て) |
| 2 | ZIPを解凍し、指摘あり/指摘なしのどちらかを確認 |
| 3a | 指摘なし → オンラインで「いいえ」回答を送信(再提出不要) |
| 3b | 指摘あり → FF1等を修正し、「はい」回答+再提出 |
| 4 | 「送信完了」と最終送信日時を必ず確認 |
ZIPに 099_今回の指摘箇所なし.pdf と [施設コード]今回の指摘箇所なし.xlsx が含まれている場合、データ修正・再提出は不要 です。ただしオンラインで「データファイルの再提出がある。」を 「いいえ」 で送信し、送信完了を確認する必要があります。
詳細は 疑義確認 完全ガイド および 外来データ提出 スタートガイド を参照してください。
試行データも本データと同じ仕様・全症例が必要です。「数症例だけ試す」ことは認められていません。試行データでエラーが多い場合は、算定開始前に運用フローを見直すチャンスです(月次運用フロー)。
提出遅延や疑義確認の見逃しは、事前のチェックリスト・カレンダー・担当者2名体制でかなり防げます。下表は、院内で取れる予防策と効果の一覧です。算定停止は収益だけでなくスタッフの負担も増すため、予防に時間を使う価値があります。
| 対策 | 効果 |
|---|---|
| 提出前チェックリストを使う | 必須項目の見落とし防止(チェックリスト記事) |
| 診療月とプログラム版をカレンダーに明記 | 年度版取り違え防止 |
| 月末に統合担当が1本化 | 重複・漏れ防止 |
| レセプト連携ツールでコード自動補完 | 傷病名エラー削減 |
| 担当者2名でメール受信 | 疑義確認の見逃し防止 |
特に「診療月とプログラム版のカレンダー明記」と「月末の統合1本化」は、小規模クリニックでもすぐ始められる対策です。
提出前のデータ品質サマリーで、主病未設定・郵便番号空欄・傷病コード不足などを一覧表示します。チェックプログラムに渡す前の段階で手戻りを減らせます。
また、エラーがどうしても直せない場合は弊社のサポート担当にお問い合わせ下さい。
エラーチェック結果ファイルを送って頂ければ豊富な経験を持つ担当が原因を調べて修正致します。弊社のシステムをお使いいただく場合には弊社が責任を持って対応しますのでご安心ください。