データ提出加算 約10分

データ提出の月次運用フロー|院内の役割分担と作業カレンダー

データ提出加算の算定開始後の月次運用を整理。レセプト締めから外来様式1 (FF1) ファイル作成・チェックプログラム・オンライン提出まで、担当者の役割分担と四半期本データの作業カレンダーです。

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データ提出加算は、届出と試行データが終わっても毎月の作成業務が続きます。算定開始後に運用設計をしていないと、四半期提出の繁忙期に提出遅延が起きやすくなります(注意点記事参照)。

本記事では、院内の役割分担月次・四半期の作業カレンダーを整理します。

全体の流れ(算定開始後)

頻度作業成果物
毎月対象患者抽出・外来様式1 (FF1) ファイル作成・補完月次の外来様式1 (FF1) ファイル(院内保管)
四半期2〜4か月分を統合・チェック・提出提出用ファイル一式
随時疑義確認への返信(指摘なしでも「いいえ」回答が必要)オンライン回答/必要時は修正データ

四半期提出の期限は届出スケジュール完全版を参照してください。

推奨する役割分担

算定開始後は、入力・レセプト・統合提出の3役割に分けると効率的です。小規模クリニックでは1名兼務も多いですが、「統合チェックする日」をカレンダーに固定すると提出漏れが減ります。

役割主な作業向いている人
入力担当対象患者の確認、CMD0001・CNC0001等の補完、傷病・受診日の修正看護師・事務(カルテに慣れている)
レセプト担当UKE (レセプトファイル) 取得、EF統合・Kファイル・様式3の作成レセプトコンピュータ操作担当
統合・提出担当加算別データの1本化、チェックプログラム、オンライン提出事務長・データ提出責任者

小規模クリニックでは1名が全役割を兼務することも多いです。その場合でも、「統合チェックする日」をカレンダーに固定すると提出漏れが減ります。

毎月の作業フロー(例:充実管理加算)

ステップ1:レセプト締め後(毎月10日頃まで)

  1. 対象月のレセプトを確定
  2. UKE (レセプトファイル) を出力(またはWebORCA連携でスキャン)
  3. 生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)算定患者を抽出

ステップ2:外来様式1 (FF1) ファイル作成(毎月15日頃まで)

  1. 対象患者リストを外来様式1 (FF1) ファイル作成ツールに取込
  2. レセプトから自動取得できる項目を確認(傷病・受診日など)
  3. 手入力が必要な項目を補完
    • 認知症の有無(CMD0001)
    • 要介護度(CNC0001)・介護保険情報(LNC0001)
    • 主病(LSKT001)
    • 特定健診(LSME001)※40〜75歳
    • 郵便番号(UKE (レセプトファイル) のみの場合は別途取得)
  4. 外来様式1 (FF1) ファイルを出力し、院内保管

ステップ3:月次セルフチェック

様式1チェックリストで患者ごとの確認を行います。四半期提出前に月次で済ませておくと、繁忙期の負担が大幅に減ります。

四半期本データ提出のフロー

本データは四半期ごとに2〜4か月分をまとめて提出します。第1四半期(4・5月)は2025年度仕様、第2四半期(6〜9月)は2026年度仕様です。提出期限は正午(12:00)なので、前日提出を習慣にすると遅延リスクを下げられます。

四半期対象月令和8年度の提出期限(例)
第14月・5月(2025年度仕様)2026/7/30 12:00
第26〜9月(2026年度仕様)2026/10/29 12:00
第310〜12月2027/1/28 12:00
第41〜3月2027/4/30 12:00

月次で外来様式1 (FF1) ファイルを作成しておくと、四半期提出時は「統合・チェック・提出」に集中できます。第2四半期(6〜9月)は4か月分まとめて作るため、通常月より工数がかかります。

提出前の作業(四半期提出の2週間前から)

  1. 対象月数分の外来様式1 (FF1) ファイルを確認・修正
  2. レセコンからEF統合ファイル・Kファイルを出力
  3. 支援ツールで様式3を作成
  4. 4ファイルを統合し、診療月に合ったチェックプログラムで検証
  5. エラーゼロを確認
  6. オンラインデータ転送システムで提出

エラー対応は疑義確認・エラー対応を参照してください。

複数加算を算定する場合

充実管理+在宅、充実管理+リハビリなど、2つ以上の加算を算定している施設では:

ステップ内容
1加算ごとにモード別で対象患者を抽出・入力
2患者ID単位で和集合にする(重複は1行に)
3統合した外来様式1 (FF1) ファイルを1本出力
4月1本・各様式1ファイル1本で提出

「加算ごとに2本提出」「同一患者を2行にする」はよくあるミスです。

院内カレンダーの作り方

月次で外来様式1 (FF1) ファイルを作成し、四半期提出前に統合・チェックする日を固定する例です。自院のレセプト締め日に合わせて日付を調整し、院内カレンダーに転記してください。

日付作業
毎月10日レセプト締め・UKE (レセプトファイル) 出力
毎月20日外来様式1 (FF1) ファイル作成・補完完了
四半期提出2週間前統合・チェックプログラム開始
四半期提出1週間前エラー修正完了・提出準備
提出期限の前日オンライン提出(余裕を持つ)

提出期限は正午(12:00)です。前日提出を習慣にすると、累積遅延のリスクを下げられます。

ツール選びと運用の関係

月次運用のつまずき(対象患者の漏れ・郵便番号・傷病コード・複数加算の統合)は、ツールでかなり減らせます。下表は「運用課題」と「ツールで解決できること」の対応表です。手作業で残す項目を事前に決めておきましょう。

運用課題ツールで解決できること
対象患者の名簿化UKE (レセプトファイル)/WebORCA連携で自動抽出
郵便番号の手入力WebORCA連携で自動取得
傷病名コードのエラー傷病名マスタで自動補完
複数加算の統合外来様式1 (FF1) ファイルの統合出力
必須項目の見落としデータ品質サマリー・チェックリスト

ツールを導入しても、要介護度・認知症・特定健診などカルテ外情報の収集フローは院内で決める必要があります。ツールは「入力とチェックの効率化」、情報収集は「診療フローの設計」と分けて考えると運用が安定します。

ツール選定の考え方はシステムの選び方をご覧ください。

メディトク外来ワークス「データ提出」について

ブラウザ型で院内の複数端末から分担作業が可能です。レセプト締め後のUKE (レセプトファイル) 取込から外来様式1 (FF1) ファイル出力まで一気通貫で、月次運用のボトルネックを短縮します。

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日常の運用における困りごとや診療報酬改定に伴うアップデートまで迅速に無料で対応します。ぜひご検討ください。

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よくある質問

毎月何をすればよいですか?
レセプト締め後に対象患者を抽出し、外来様式1 (FF1) ファイルを作成・補完します。四半期ごとに本データ(2〜4か月分)をチェックプログラムで検証し、オンライン提出します。月次で外来様式1 (FF1) ファイルを作成しておくと四半期提出が楽になります。
複数の加算を算定している場合の運用は?
加算ごとにモード別に入力し、月末に統合担当が患者ID単位で1本の外来様式1 (FF1) ファイルにまとめます。提出は月1本・各様式1ファイル1本が原則です。
担当者は何人必要ですか?
最低1名ですが、入力担当と統合・提出担当に分けると効率的です。様式7の10には連絡担当者を2名まで登録でき、疑義確認の見逃し防止に有効です。

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