2026年改定|外来データ提出加算の要点(地域包括診療向け・10点)
2026年6月改定で新設された地域包括診療向けの外来データ提出加算(10点)。充実管理加算との違い、対象患者、届出スケジュール、試行データの流れを整理します。
2026年6月改定で新設された地域包括診療向けの外来データ提出加算(10点)。充実管理加算との違い、対象患者、届出スケジュール、試行データの流れを整理します。
外来データ提出加算(10点)は、2026年6月診療報酬改定で新設された加算です。再診料の地域包括診療加算1・2(注13)、地域包括診療料1・2(注4)に関連する評価で、生活習慣病管理料向けの充実管理加算とは別物です。
名称に注意
- 充実管理加算 … 旧「外来データ提出加算(50点)」の改称。生活習慣病管理料向け
地域包括診療加算・地域包括診療料を算定している施設が、新たに届け出る加算です。まずは点数・届出開始時期・提出要件の3点を押さえてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 点数 | 10点/月1回 |
| 付く診療報酬 | 地域包括診療加算・地域包括診療料 |
| 届出開始 | 令和8年11月20日(第3回)が初回。5/20・8/20の届出では取得不可 |
| 提出要件 | 外来医療等調査(外来様式1等)への継続提出 |
読み方の要点:月10点・医療機関単位の加算です。令和8年度の初回届出は11月20日からで、5月・8月届出では取得できません。充実管理加算とは別制度なので、届出チェック欄と算定対象を混同しないでください。
名称が似ている2つの加算を、届出・点数・付く診療報酬・評価の軸で並べた比較表です。院内では「充実管理=生活習慣病管理料」「外来データ提出=地域包括」と表記を分けると、スタッフの取り違えを防げます。
| 比較項目 | 充実管理加算 | 外来データ提出加算(新設) |
|---|---|---|
| 由来 | 旧外来データ提出加算の改称 | 2026年6月改定で新設 |
| 点数 | 10〜30点 | 10点 |
| 付く診療報酬 | 生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ) | 地域包括診療加算・地域包括診療料 |
| 評価 | データ提出+管理実績 | データ提出体制 |
様式7の10のチェック欄を間違えると、意図しない加算の届出や届出漏れが発生します。院内で表記を統一しておくことをおすすめします。
外来データ提出加算の対象は、下表のいずれかに当てはまる患者です。全外来患者ではない点が、充実管理加算との大きな違いです。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| ① | 糖尿病・高血圧症・脂質異常症・慢性心不全・慢性腎臓病・認知症のうち1疾患以上 |
| ② | 要介護・要支援の患者 |
全外来患者が対象ではありません。 充実管理加算のみ届出の施設とは、必須・任意の整理が異なります(FAQ 2026年6月5日版参照)。
5月20日・8月20日の届出では取得できません。 初回は11月20日(第3回)からです。
| 届出期限 | 試行データ対象月 | 算定開始(最短) |
|---|---|---|
| 2026年11月20日 | 2026年12月・2027年1月 | 2027年4月1日(様式7の11受理翌月) |
| 2027年2月22日 | 2027年2月・3月 | 2027年5月1日(様式7の11受理翌月) |
充実管理加算の届出(5/20・8/20等)とはスケジュールが異なります。詳細は届出スケジュール完全版をご覧ください。
すでに充実管理加算を届け出ている施設が、地域包括診療向けの外来データ提出加算も取得する場合は、あらためて様式7の10の届出が必要です。
令和8年9月30日までに受理された場合、同年10〜12月分の充実管理加算の本データを外来データ提出加算の試行データとみなす特例があります(出典:事務連絡 令和8年5月12日訂正)。
この場合、外来様式1 (FF1) ファイルには充実管理の対象患者+地域包括の対象患者を和集合で含め、1本にまとめて作成します。加算別に2本提出する必要はありません(注意点記事参照)。
充実管理加算と同じLカテゴリを使います。6月分以降は身長・体重・喫煙の削除、認知症(CMD0001)・要介護度(CNC0001)の追加など、共通Cの変更が適用されます。
「外来データ提出加算(2026年度版)」モードで、6対象疾患保有患者をUKE (レセプトファイル) から自動抽出し、2026年度仕様の外来様式1 (FF1) ファイルを出力できます。充実管理加算モードと併用する場合は、外来様式1 (FF1) ファイルの統合出力で1か月1本にまとめられます。