データ提出加算 約8分

2026年外来様式1|入力不要項目と残る手入力チェックリスト

2026年度改定で外来様式1から削除された身長・体重・喫煙などと、残る必須・推奨入力をチェックリスト化。充実管理加算・外来データ提出加算の現場向けに整理しました。

2026年外来様式1|入力不要項目と残る手入力チェックリストのサムネイル

2026年度(令和8年度)の外来医療等調査では、外来様式1の項目が大きく整理されました。現場で起きやすいのが、「去年までの入力項目をそのまま必須だと思ってしまう」「古いマニュアルのまま手入力している」ことです。

本記事では、充実管理加算・外来データ提出加算向けの外来様式1について、「もう入れなくてよいもの」と「まだ残るもの」をチェックリストにします。

診療月の境界

  • 2026年4・5月 → 2025年度仕様(旧項目が必要)
  • 2026年6月以降 → 2026年度仕様(本記事のチェックリストが適用)

2026年6月以降、削除された主な項目

レコード内容2026年度(充実管理/外来データ提出)
CPF0001身長・体重削除
CPFS001喫煙区分・本数・年数削除
CN00001旧・介護情報削除(要介護はCNC0001へ)
CH00001入院の状況削除
Lカテゴリ各細目血圧値・HbA1c・診断年月等削除

旧マニュアルに「身長・体重・喫煙は手入力必須」と書いてあっても、2026年6月分以降の充実管理/外来データ提出では不要です。リハビリ・在宅も共通Cは同様に簡素化されます

2026年6月以降、残る・増えた主な項目

削除に伴い残る・新設された項目を、共通CとLカテゴリに分けて整理した表です。項目数は半減しましたが、認知症・主病・特定健診などレセプト外の確認は残ります。提出前の患者ごとチェックの基準として使ってください。

区分レコード内容メモ
共通CPP0001生年月日・性別・郵便番号属性
共通CMD0001認知症の有無新設・必須
共通CNC0001要介護度該当患者のみ
共通CD00001傷病情報ICD・傷病名コード
共通CDF0001終診情報該当月のみ
LLR00001外来受診受診日ごと
LLSKT001生活習慣病管理料の主病1=脂質/2=高血圧/3=糖尿病
LLSME001特定健診の受診有無40歳以上76歳未満のみ
LLNC0001介護保険情報要介護該当時。意見書の有無等

入力項目数はおおむね半減しましたが、「減った=何もしなくてよい」ではありません。 認知症・主病・特定健診など、レセプトに載らない項目の確認は残ります。

LSME001(特定健診)の注意

受診月を 0か月目、翌月を 1か月目 と数え、6か月目まで「有」です(外来医療等調査 FAQ)。カレンダー月では 受診月を含め最大7か月分 になります。「6か月間」とだけ読むと紛らわしいので、0か月目〜6か月目 と覚えてください。

  • 例:2026年6月10日に特定健診受診 → 2026年6〜12月分は「有」、2027年1月以降は「無」(6月=0か月目、12月=6か月目、翌1月=7か月目)

40歳未満・76歳以上の患者には出力しません。

LNC0001(介護保険情報)の注意

主治医意見書の作成月を0か月目とし、12か月間有効です(出典:FAQ 2026年6月5日版)。

LSKT001(主病)の注意

複数の生活習慣病を保有する患者では1疾患だけを選びます。管理料(Ⅱ)のみの患者は空欄になりやすいため、施設の優先順位(例:高血圧症→脂質異常症→糖尿病)を決めておきましょう。

現場向けチェックリスト(提出前)

患者ごとに確認

  • [ ] 対象患者か(充実管理=管理料Ⅰ/Ⅱ、外来=6疾患または要介護等)
  • [ ] 診療月に合った仕様で作成している(4・5月=2025年度、6月以降=2026年度)
  • [ ] 生年月日・性別・郵便番号
  • [ ] 傷病名にICDまたは傷病名コードがある(自院管理の傷病)
  • [ ] 認知症の有無(CMD0001)を入力した
  • [ ] 要介護の該当者にCNC0001・LNC0001がある
  • [ ] 外来受診日が1件以上ある
  • [ ] 充実管理なら主病(LSKT001)が入っている
  • [ ] 40〜75歳なら特定健診の有無を確認(対象外年齢は出力しない)
  • [ ] 6月分以降、身長・体重・喫煙を含めていない

ファイル一式

  • [ ] 外来様式1 (FF1) ファイル
  • [ ] 外来EF統合ファイル
  • [ ] 外来Kファイル
  • [ ] 外来様式3
  • [ ] チェックプログラムでエラーゼロ

届出の流れは届出スケジュール完全版、エラー対応は疑義確認・エラー対応を参照してください。

メディトク外来ワークス「データ提出」について

  • 削除項目を出力・必須化しない
  • UKE (レセプトファイル) / WebORCAから対象患者と傷病を取り込み
  • 傷病名からICD・傷病名コードを自動補完
  • 主病の施設優先順位による自動割当
  • 特定健診は対象年齢のみ外来様式1 (FF1) ファイル出力

「マニュアルが2025のまま」「ソフトが古い必須チェックのまま」だと、かえって工数が増えます。仕様とツールの両方を2026に揃えることが最短です。

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よくある質問

2026年の外来様式1で身長・体重は必要ですか?
充実管理加算・外来データ提出加算の2026年度仕様(6月診療分以降)では不要です。2026年4・5月分は2025年度仕様のため旧項目が必要です。リハビリ・在宅も6月以降は共通Cから削除されます。
何が新しく必須になりましたか?
認知症の有無(CMD0001)が新設・必須です。要介護度(CNC0001)、介護保険情報(LNC0001)、特定健診(LSME001)は条件付きです。
主病(LSKT001)はどう選べばよいですか?
脂質異常症・高血圧症・糖尿病のいずれか1つです。複数疾患がある場合は施設の優先順位で一貫して選びます。管理料(Ⅰ)の診療行為コードから推定できる場合もあります。

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