データ提出加算 約10分

2026年改定|在宅データ提出加算の要点(50点・Hカテゴリ)

在宅データ提出加算(50点)の算定要件と、2026年6月診療分からの外来様式1変更点。Hカテゴリの削除項目・患者の状態の構造変更を整理します。

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在宅データ提出加算は、在宅時医学総合管理料等を算定する医療機関向けのデータ提出加算です。2026年6月改定後も50点/月1回で継続しますが、リハビリよりHカテゴリ独自の変更が多く、要注意です。

算定要件(変更なし)

項目内容
点数50点/月1回
対象在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管理料・在宅がん医療総合診療料等
対象患者訪問診療を行っている患者(加算の算定有無にかかわらず)

読み方の要点:在宅データ提出加算も50点/月1回で継続です。訪問診療を行った患者が対象で、加算の算定有無は問いません。リハビリよりHカテゴリの変更が多く、6月分以降は褥瘡・がんStagingなどが提出不要になります。

適用時期の境界線

4・5月分は2025年度仕様、6月以降は2026年度仕様で作成します。在宅は共通Cの変更に加え、Hカテゴリ独自の削除・再定義があるため、リハビリ記事の共通C表と合わせて境界線を確認してください。

診療月適用する仕様
2026年4月・5月2025年度(旧仕様)
2026年6月以降2026年度(新仕様)

共通Cの変更

リハビリと同様、身長・体重・喫煙・旧介護情報の削除、認知症(CMD0001)・要介護度(CNC0001)の追加が適用されます。詳細はリハビリデータ提出加算の記事の共通C表を参照してください。

Hカテゴリの変更(在宅独自)

6月分以降、削除された在宅項目

レコード内容
HPS0005褥瘡(DESIGN-R)
HPCD001がんの傷病
HPCS001がんのStaging分類(TNM等)
HPCNRS1がんのNRS
HPS0003 P2ブリストルスケール(P1 人工肛門の有無は残る

かんたんに言うと(削除項目)

  • 外来様式1 (FF1) ファイル は、厚労省へ送る在宅データのファイルです。カルテに残す情報と、提出する情報は別です。
  • 2026年6月診療分以降、次のような詳しい評価表のデータは提出不要になりました。
    • Staging・NRS … 末期がんの進行度・痛みの強さ(がん専用の別レコード)
    • DESIGN-R … 褥瘡の深さ・滲出などの評価(褥瘡専用の別レコード)
    • ブリストルスケール … 便の形状(人工肛門の有無だけは残ります)
  • 診療現場で褥瘡やがんの記録を続けること自体は問題ありません。提出ファイルにこれらのレコードを入れないのが正しい運用です。5月分まで入れていた施設は、6月分から出力を止めてください。

変更された在宅項目

レコード変更内容(平易な説明)
HPS0001患者の状態(13項目のチェック欄)。国の様式一覧が別表第8の2から別表第8の3に差し替えられ、どの項目を1/0で報告するかファイルへの書き方が変わりました

HPS0001(患者の状態)をもう少し詳しく

「患者の状態」は、在宅療養中に該当するかどうかを 13個のチェック で答える項目です(例:末期の悪性腫瘍、在宅酸素、気管切開、透析、褥瘡管理、認知症 など)。

用語意味
別表第8の2 → 別表第8の3厚労省の仕様書にある「在宅で報告する項目の一覧表」が改訂された、ということです。チェックの並び・対象が新表に合わせて整理されています
ペイロード構成の変更提出ファイル(XML)に載せるデータの並び・形式が変わった、ということです。画面上のチェックを入れ替えただけでは足りず、2026年6月仕様のツール/テンプレートで出力する必要があります

現場でのイメージ:5月分まで使っていた「患者の状態」の入力欄・出力形式を、そのまま6月分にも使わないでください。メディトクの在宅モードなど、2026年6月仕様に切り替えてから入力・出力します。

引き続き必須の在宅項目(例)

6月分以降も、訪問した日・主傷病・患者の状態(新しいHPS0001)・バーセルインデックス(BI) などは引き続き必要です。逆に、上で削除された褥瘡・がんStagingなどを古いまま出力し続けるとエラーになります。下表は「6月以降も残る主要項目」の早見表です。

レコード内容
HR00001療養開始年月・療養場所
HCVMT01訪問診療日
HCVD001訪問の主傷病
HPS0001患者の状態(新定義)
HPS0002バーセルインデックス
HPS0003 P1人工肛門の有無
HPS0004排尿の状況
HPS0006低栄養・経管栄養等

提出前に、訪問日(HCVMT01)患者の状態(HPS0001・2026年6月仕様) を重点確認してください。旧仕様(別表第8の2)のまま出力していると、チェックプログラムで「形式が合わない」とエラーになりやすいです。

機能強化型在宅療養支援診療所・病院の注意点

各年度5〜7月の訪問診療算定回数が2,100回を超える場合、次年度1月までに在宅データ提出加算に係る提出が要件化されています(出典:令和8年度説明資料)。

現場で起きやすいミス

  1. 在宅で褥瘡・がんStagingを6月分にも出力している — 削除レコードによるエラー
  2. HPS0001が旧別表8の2のまま — 形式不一致
  3. 4・5月分を2026年度仕様で作ってしまう

提出前チェックリスト(2026年6月診療分)

  • [ ] 褥瘡・がんStaging・NRSを外来様式1 (FF1) ファイルから外している
  • [ ] 患者の状態(HPS0001)が別表第8の3の新定義に沿っている
  • [ ] 訪問日・主傷病・BI等の必須H項目が埋まっている
  • [ ] 認知症(CMD0001)を確認した

メディトク外来ワークス「データ提出」

在宅モードで2026年6月仕様に対応。褥瘡・がんStaging・ブリストル等の削除項目は非表示、HPS0001の新定義に対応。UKE (レセプトファイル)・WebORCA取込も利用可能です。

在宅データ提出加算は項目は多いですが、弊社のシステムで入力すると無駄な二重入力を防げます。ぜひお問い合わせ下さい。

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よくある質問

在宅データ提出加算の点数は変わりますか?
いいえ。2026年6月改定後も50点/月1回で継続です。変わるのは外来様式1の提出項目です。
褥瘡(DESIGN-R)やがんStagingはまだ必要ですか?
2026年6月診療分以降は不要です。HPS0005(褥瘡)、HPCS001/HPCNRS1(がん関連)等が削除されています。
機能強化型在宅療養支援診療所の要件は?
各年度5〜7月の訪問診療算定回数が2,100回を超える場合、次年度1月までに在宅データ提出加算に係る提出が要件化されています。

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