データ提出加算 約8分

2026年6月改定で変わったこと|データ提出加算の全体像

2026年6月診療報酬改定でデータ提出加算(充実管理加算・外来データ提出加算・在宅・リハビリ)がどう変わったか。旧制度との違い、4種類の加算、提出ファイル、加算別の詳細記事への案内を整理します。

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2026年6月改定で、データ提出加算の制度が大きく整理されました(出典:外来医療等調査)。

診療月と提出仕様の境界(重要)

  • 2026年4・5月の診療分 → 2025年度仕様で作成(本データ提出期限:2026/7/30 12:00)
  • 2026年6月以降の診療分 → 2026年度仕様で作成

用語の整理

  • 外来医療等調査(データ提出) … 厚労省が実施する調査。4種類の加算を算定するための共通の提出枠組み
  • データ提出加算 … 上記調査への提出を要件とする4種類の加算の総称
  • 外来データ提出加算 … 4種類のうち、地域包括診療加算・地域包括診療料に新設された加算名(10点)。調査全体や他の加算を指す言葉ではありません

改定の3つのポイント

  1. 生活習慣病向け50点は充実管理加算(10〜30点)へ改称 — 実績評価型に再編
  2. 地域包括診療向けに外来データ提出加算(10点)が新設 — 名称が旧加算と似ているため混同注意
  3. 外来様式1の項目が約70個から約35個へ簡素化 — 在宅・リハビリも同じ外来様式1 (FF1) ファイルを使用
区分2026年5月まで2026年6月以降
生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)外来データ提出加算 50点充実管理加算 10〜30点
地域包括診療加算・地域包括診療料なし外来データ提出加算 10点(新設)
在宅時医学総合管理料等在宅データ提出加算 50点継続(50点)
リハビリテーション料等リハビリテーションデータ提出加算 50点継続(50点)

読み方の要点:2026年6月以降、「外来データ提出加算」という言葉が2つの制度を指す場面があります。生活習慣病向けは充実管理加算(10〜30点)、地域包括向けは新外来データ提出加算(10点)です。届出様式と算定対象を取り違えないよう、院内表記を統一してください。

将来的には、データ提出が本体となる診療報酬の算定要件となる可能性も指摘されています。早期に体制を整えることは、収益確保以上の意味を持ちます。

4種類のデータ提出加算

外来医療等調査に参加してデータを出すことで算定できる加算は4種類です。複数届出しても提出ファイルは各様式1本ずつにまとめます。詳細は加算別の個別記事も参照しつつ、下表で全体像を把握してください。

名称付く診療報酬点数詳細記事
充実管理加算生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)10〜30点加算別解説
外来データ提出加算地域包括診療加算・地域包括診療料10点加算別解説
在宅データ提出加算在宅時医学総合管理料等50点加算別解説
リハビリテーションデータ提出加算各リハビリテーション料50点加算別解説

複数の加算を届け出る場合でも、提出ファイルは医療機関あたり各様式1ファイルずつ作成します(出典:2026年度調査実施説明資料)。

提出ファイル4種類

調査への提出は、外来様式1 (FF1) ファイル・EF統合・Kファイル・様式3の4種類が基本です。外来様式1 (FF1) ファイルが最も手間がかかり、残り3つはレセコンや支援ツールから出力するケースが多いです。4つをチェックプログラムで統合して、オンライン提出用ファイルを1つにします。

ファイル内容
外来様式1 (FF1) ファイル患者属性・病態・生活習慣病等
外来EF統合ファイルレセプト請求情報
外来Kファイル一次共通ID
外来様式3施設情報・届出状況

現場では「外来様式1 (FF1) ファイルの月次作成」がボトルネックになりやすいです。EF・K・様式3はレセプト締め後に出力し、外来様式1 (FF1) ファイルはカルテ・問診を見ながら補完する流れが一般的です。

届出から算定開始までの流れ

  1. 様式7の10を地方厚生(支)局へ提出
  2. 2か月分の試行データを作成・提出
  3. データ提出事務連絡を受領
  4. 様式7の11を地方厚生(支)局へ提出
  5. 算定開始月の属する四半期から本データを継続提出

届出期限は年4回(5/20・8/20・11/20・2/22)。詳細は届出スケジュール完全版をご覧ください。

メディトク外来ワークス「データ提出」について

外来医療等調査へのデータ提出は、届出だけでなく毎月の4種類のファイル作成と提出期限管理が続きます。メディトク外来ワークス「データ提出」は、2026年度改定対応の5モード(充実管理加算・外来データ提出加算・リハビリ・在宅・旧生活習慣病)でWebORCA連携・UKE (レセプトファイル) 一括取込・外来様式1 (FF1) ファイル出力を一体化します。

また、忘れがちなのですが、事務局の配布する データ提出支援ツール および 外来オンラインデータ転送システム が提出のネックになることもあります。

弊社はその提出の流れに関してもマニュアルを作成しており、わからないところは伴走可能です。いつもでご相談ください。

まとめ

  • 旧生活習慣病向け「外来データ提出加算」→ 充実管理加算へ改称。地域包括向けに新外来データ提出加算が新設
  • 在宅・リハビリは50点で継続。ただし2026年6月分から外来様式1 (FF1) ファイル仕様が切り替わる
  • 提出ファイルは4種類。届出は様式7の10→試行データ→様式7の11の順

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よくある質問

2026年6月改定で「外来データ提出加算」は何が変わりましたか?
生活習慣病管理料に付いていた従来の50点は充実管理加算(10〜30点)へ改称。地域包括診療加算・地域包括診療料向けに新しい外来データ提出加算(10点)が新設されました。名称が似ているため、届出・算定対象の取り違えに注意が必要です。
データ提出加算には何種類ありますか?
充実管理加算・外来データ提出加算(地域包括向け)・在宅データ提出加算・リハビリテーションデータ提出加算の4種類です。いずれも外来医療等調査(外来様式1等)へのデータ提出が要件です。
提出ファイルは何種類ですか?
外来様式1 (FF1) ファイル・EF統合ファイル・Kファイル・様式3の4種類です。オンライン提出は各様式1ファイル・1か月・1本が原則です。

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