データ提出加算 約9分

既存のデータ提出加算取得者へ|生活習慣病・在宅・リハで何が変わるか

既にデータ提出加算を算定している施設向けに、2026年6月改定の充実管理加算・外来データ提出加算の変更点、経過措置(R9/3/31まで)、実績評価の移行を整理します。

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すでにデータ提出加算(旧外来データ提出加算を含む)を算定している医療機関でも、2026年6月改定で対象施設・点数・提出項目が変わります。生活習慣病・在宅・リハビリの3領域ごとに、何が変わり何がそのままかを整理しました。

生活習慣病管理料を算定している施設

これまで生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)で外来データ提出加算(50点)を算定していた医療機関は、2026年6月以降充実管理加算へ移行します。点数が下がるだけでなく、評価の仕組み自体が変わる点を押さえてください。

項目改定前改定後
名称外来データ提出加算充実管理加算
点数50点(一律)10〜30点(実績で区分)
評価軸データ提出のみデータ提出+管理実績

経過措置(最重要)

令和8年3月31日時点で、生活習慣病管理料(Ⅰ)または(Ⅱ)の注4に係る届出をしていた医療機関には、令和9年3月31日まで充実管理加算1の実績要件を満たすものとして扱われます(出典:事務連絡 令和8年4月30日)。

状況当面の扱い
R8/3/31時点で旧外来データ提出加算を届出済み充実管理加算1(30点)の実績要件を満たすものとして扱う
R8/5/31以前に試行データ合格済み充実管理加算の様式7の10・試行データの再提出不要
R8/6/1以降の充実管理加算1の算定あらためた届出は不要
経過措置終了後(R9/4/1〜)実績値に基づき加算1・2・3が決定。区分変更時は様式7の11を再届出

経過措置は1年間の猶予です。R9年4月以降は実績評価が本格化するため、今のうちから継続受診率・検査実施率の改善が必要です(出典:事務連絡 令和8年4月30日)。

提出項目の変更(生活習慣病)

  • 2026年4月・5月分:2025年度調査実施説明資料に基づき作成
  • 2026年6月分以降:2026年度仕様に切り替え(出典:2026年度調査実施説明資料)
区分主な変更
削除身長・体重、喫煙区分、入院状況、各疾患の診断年月、血圧・HbA1c関連、慢性合併症の細目、脳卒中・急性冠症候群の詳細既往など
新設認知症の有無、要介護度、生活習慣病管理料の主病、脳卒中の有無(簡素化)、急性冠症候群の有無、介護保険情報、特定健診の受診有無

読み方の要点:6月分以降は入力項目が半減しますが、「認知症・要介護度・主病・特定健診」などカルテ外の確認が残ります。削除項目を旧マニュアルのまま入力し続けると、かえって工数が増えたりチェックでエラーになります。4・5月分は旧仕様のまま作成してください。

対象患者の拡大(充実管理加算)

充実管理加算では、2026年度は以下の患者も対象に含まれます。

  • 慢性心不全・慢性腎臓病・認知症の患者
  • 要介護・要支援の患者

ただし、充実管理加算は生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)を算定した患者についてデータ提出を行うものです。充実管理加算のみを届け出ている医療機関(旧外来データ提出加算届出済みを含む)では:

  • 必須:糖尿病・高血圧症・脂質異常症を主病とする患者
  • 任意:慢性心不全・CKD・認知症・要介護要支援

新設の外来データ提出加算(地域包括診療向け)では、上記6疾患または要介護・要支援の患者が対象です。詳細は外来データ提出加算の記事をご覧ください。

充実管理加算の詳細は充実管理加算の記事をご覧ください。

リハビリ・在宅を算定している施設

リハビリテーションデータ提出加算・在宅データ提出加算は、いずれも50点/月1回で継続です。ただし2026年6月診療分から外来様式1の仕様が切り替わります。

機能強化型在宅療養支援診療所・病院では、各年度5〜7月の訪問診療算定回数が2,100回を超える場合、次年度1月までに在宅データ提出加算に係る提出が要件化されています。

地域包括診療加算を新たに取得する場合

すでに充実管理加算を届け出ている医療機関が、地域包括診療向けの新外来データ提出加算も取得する場合は、あらためて様式7の10の届出が必要です。

令和8年9月30日までに受理された場合、同年10〜12月分の充実管理加算の本データを外来データ提出加算の試行データとみなす特例があります。この場合、外来様式1 (FF1) ファイルには充実管理+地域包括の対象患者を和集合で1本にまとめます(出典:事務連絡 令和8年5月12日訂正)。詳細は外来データ提出加算の記事をご覧ください。

メディトク外来ワークス「データ提出」について

提出項目の仕様切替(4〜5月は旧、6月以降は新)と、疾患別・加算別の対象患者の違いを、毎月の運用で取り違えると再提出や算定停止につながります。

メディトク外来ワークス「データ提出」の5モード:

モード主な機能
充実管理加算UKE (レセプトファイル) もしくはWebORCAから管理料Ⅰ・Ⅱ算定患者を自動抽出、2026年度仕様の外来様式1 (FF1) ファイル出力
外来データ提出加算(2026年度版)6対象疾患保有患者をUKE (レセプトファイル) もしくはWebORCAから自動抽出
旧生活習慣病データ提出2025年度仕様。2026年4・5月診療分の提出用(本データ期限:2026/7/30 12:00)
リハビリ・在宅従来通りの提出支援

読み方の要点:既存施設は「4・5月=旧生活習慣病モード」「6月以降=充実管理モード」の切り替えが必須です。地域包括向けの新外来データ提出加算を追加する場合は、別途様式7の10の届出が必要です。モードを間違えると、提出仕様と算定対象がずれます。

傷病名マスタによるICD-10・傷病名コードの自動補完、疑い病名への修飾語自動付与にも対応しています。

また、他社からの乗り換えもスムーズです。今まで提出している外来様式1 (FF1) ファイルをシステムに取り込み過去データをコピーすることで、圧倒的に工数を削減します。

まとめと次のアクション

  • 生活習慣病:50点→充実管理加算10〜30点。経過措置で当面は加算1扱い
  • 在宅・リハビリ:点数変更なし(50点)。在宅は提出項目が一部変更
  • 提出項目:2026年6月診療分から新仕様が適用
  • 地域包括診療の外来データ提出加算は別枠の新設。追加届出が必要

経過措置の終了前に、実績指標(継続受診・検査実施・連携加算)の現状値を把握しておきましょう。ご相談はメディトクへ。

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よくある質問

既存施設の経過措置はいつまでですか?
令和9年3月31日までです。R9/4/1以降は実績値に基づく加算1・2・3の算定に移行します。
充実管理加算の点数はどう変わりますか?
一律50点から実績評価型の10〜30点へ再編されます。届出区分と実績データの提出状況で決まります。
4・5月分と6月分で入力仕様が違うのはなぜ?
2026年度仕様の切替が2026年6月診療分からです。4・5月は2025年度版、6月以降は2026年度版の資料・チェックプログラムを使います。

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