特定保健指導の請求と脱落|音信不通・途中終了・返戻防止
特定保健指導の請求と脱落対応。音信不通時の3回催促、途中終了の按分請求、資格確認ミス・虚偽計上の返戻防止をクリニック向けに整理します。
第3章:回す(8〜10) (3/3)
全12記事中 10番目
特定保健指導の請求と脱落対応。音信不通時の3回催促、途中終了の按分請求、資格確認ミス・虚偽計上の返戻防止をクリニック向けに整理します。
第3章:回す(8〜10) (3/3)
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特定保健指導は 3か月スパン のため、健診より「請求の取りこぼし」と「返戻」のリスクが大きいです。
本記事は 特定保健指導の費用 の続きとして、脱落・音信不通・コンプライアンス に焦点を当てます。
制度上の 終了 は、初回面談だけでは成立しません。
「初回だけ実施して請求完了」は 契約・仕様違反 になり得ます。分割請求の前半分を受け取っても、後半が条件未達なら返戻の対象です。
契約により異なりますが、次のパターンがよく見られます。
熊本市国保の例:継続支援中に 3回以上連絡 しても応答がなく、最終利用日から 2か月 未利用 → 通知後 2週間 で脱落認定(出典:令和8年度熊本市国保特定保健指導業務委託仕様書)。
事務スタッフによる「3回催促ルート」のマニュアル化 が必須です。最悪、初回後の報酬すら返還されるリスクがあります。
熊本市国保と直接契約する機関では、次の単価・分割が契約別紙に定められています(出典:令和8年度熊本市国保特定保健指導業務委託契約書・別紙1)。
| 支援区分 | 契約単価(税込) | 初回面接後 | 実績評価後 |
|---|---|---|---|
| 動機づけ支援 | 11,000円 | 8割(8,800円) | 2割(2,200円) |
| 積極的支援 | 25,666円 | 4割(10,266円) | 6割(継続5割+評価1割) |
途中脱落は 実施済ポイント÷契約ポイント で按分。初回面接を分割した場合、2回目完了後に初回分を請求します。国保連合会経由の電子請求が基本で、資格確認漏れ・初回未完了は 請求不可 と明記されています(同一契約書 第9条)。
患者自己負担は 無料(契約単価超のオプションコースを作る場合のみ差額説明が必要)。
| 回 | 方法 | 日時 | 結果 | 担当 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 電話 | 不通/留守電 | ||
| 2 | 電話(数日後) | |||
| 3 | 書面またはメール | 送付記録 |
電子カルテまたは保健指導専用シートに 必ず残す 運用にしてください。
厚生労働省・保険者から注意喚起されている例:
| 事例 | 問題点 |
|---|---|
| 返信のないのにメール支援を計上 | 双方向性なし |
| 自己申告のみで腹囲・体重を完了扱い | 客観的測定なし |
| 面接なしでメール支援を面接として計上 | 支援内容の偽装 |
| 資格喪失後の実施 | 保険証・利用券の確認漏れ |
実績評価の体重・腹囲は 指導者による測定等で客観性を担保 することが基本です(Q&A)。
健診側の返戻パターンは 返戻・メタボ判定 も参照してください。